前回に引き続き、「第2回歴史ワークショップ」の続きです。

3 中山久蔵の人物像

 ・「思い立ったら」の行動力
  …父兄の許しを得ずに諸国を渡り歩いたことや、
  大政奉還を機に、農業を興す志を持って北海道に入植したこと、
  島松沢で米作りを成功させるために大野に通ったことなど。

 ・「メリハリ」
  …豊平館(札幌)で開かれた明治15年の農談会において、
  その報告書では、一言も発言が見られなかった。
  他方、晩年、松本十郎の孫が島松沢を訪れた際は、
  朗らかに話をしていたという。

 ・利他的
 …農作物の種苗の頒布のほか、自衛隊第7師団への土地の献納、
 災害復旧や学校・神社新設にかかる寄付金など。
 「自利を顧みるところなく、富貴を望まず、普通の生活」
 と、中山家の親族が語っていた。

 *クラーク博士”Boys, be ambitious, like this old man.”
 …this old man(この年老いた男性)とは、中山久蔵だったの
 では?という説もあるらしい。
 ※当時、北海道は西洋農業を取り入れる方針にあったため、
 北海道で稲作など到底不可能だと思われていた。

参加者が思い描いた人物像

 ・すごい人がいたもんだという感じはするが、
  そこまで至るには、やはり奥さんの支えがあってこその
  ものだったのではないか。
 →(他の参加者より)今の女性は強いと思った。

 ・次男だからこそできた生き方だったのかもしれない。

 ・北海道に良い影響を与えたのに、知られていないのか…という
  気持ちになった。

 ・温かい人柄だと思う。

 ・周りの人に恵まれたのだと思う。
  本人としては当たり前だと思っていたことでも、
  まわりで目をかけてくれる人がいっぱいいたのでは。

 ・北海道のお米が、北海道の財産となるように、何年も先の
  ことを見据えて行動してくれていて、それを受け継ぐ人も
  いたというすごいストーリーを紡いだ人だ。

(続きます)